私たちbonvoyage株式会社は、
「まちづくりの会社」です。
ただし、それはよくあるスローガンではありません。
建物をつくるだけでは、まちは変わりません。
私たちは、建築が生まれる“はじまり”から“その後”まで、すべてのプロセスに伴走し、プロデュースしています。
構想段階から完成までの期間はもちろん、運営や制度設計に至るまで。商業施設であればロゴやスーベニア、ユニフォームなどのブランディング、そしてPOSレジの選択やレジキーの設定などの詳細までを伴奏します。
大規模な都市再編事業から、10席の小さなレストランまで。
そのまちに、その人に本当に必要な問いを立て、対話を重ねながら、未来へとつながる場をつくっていきます。
すべては、「聞くこと」から始まります。
私たちが最も大切にしているのは、まず“聞くこと”です。
たとえばクライアントが地主であれば、利回りの考え方や資産全体のポートフォリオ、相続、資金調達、社会的貢献意識に至るまで、多角的にヒアリングを行います。
表面的な数値だけでなく、10年後、20年後、100年後の価値をどう見ているのか。何を残したいと願っているのか。
その背景を理解せずして、本質的な提案はできないと考えています。
同時に、プロジェクトの舞台となる「まち」にも深く耳を澄ませます。
その土地の歴史、風土、文脈、人々の営み――
人びとが何に誇りを持ち、どんなことに豊かさを感じているのか。
まちにダイブして声を拾い、まだ顕在化していない価値も含めて感じ取り、読み解きながら、未来の構想を描いていきます。
私たちは、究極のジェネラリストです。
私たちは、建築やまちづくりのあらゆる工程において、幅広い知識や技能、経験を持つジェネラリストとして、クライアントの横に立ち続けます。
設計、不動産、金融、デザイン、運営などすべての領域を横断し、スペシャリストたちを束ねながら全体最適を図る存在です。
事業の意思決定支援から現場の泥臭い調整まで、最後まで共に悩み、共に笑い、ときに立ち止まりながら進んでいきます。
「建てて終わり」ではなく、「その後の運営」まで寄り添います。
私たちは、建物をつくった後の“場の育ち方”までしっかりと考えます。
なぜなら、どれほど立派な建築物でも、数年後に訪れた際に「建物は立派なのにね」と言われてしまうような状態では、それは本質的な成功ではないと考えるからです。
だからこそ、私たちは自ら「運営者」として場に関わる道を選び、運営のノウハウを日々ブラッシュアップしています。
売上連動型のレベニューシェア、自社での直接経営、運営支援など、クライアントの状況に応じて多様な形で事業を支え、育てていきます。
現在は5つの飲食店舗を経営していますが、それは単なる飲食業ではありません。
人と情報が交差し、思いがけない知や関係に出会える場。
ここを訪れることで誰かの時間が豊かになり、街に灯りがともるような、そんな日々をつくり出しています。
行政や地権者との協働も、私たちの重要な業務です。
公共空間や再開発予定地などの未来を考える「地域デザイン」も、私たちの活動の柱のひとつです。
行政や地権者の構想を、民間の視点とスピードで具体化していく。
制度を使いこなすだけでなく、制度そのものを問い直しながら、新しい社会のかたちを実装していきます。
まちを「誰かのもの」ではなく「みんなのもの」に開いていく試みを、行政と共に担っています
3つの軸は、バラバラではなく連携して
スパイラルアップしています。
ー 建築プロデュース
ー 地域デザイン
ー 場を育てる運営
この3つは、ばらばらの事業ではありません。
ひとつの円環であり、螺旋のように互いを高めながら、まちとひとの未来へとつながっていく循環です。
私たちが関わった場が、10年後、20年後、100年後も地域の人にとっての「豊かな場」になるように。
まちの片隅で生まれたひとつの場所が、未来の風景の種となるように。